リニューアル版NEXTGEAR JG-A7G70実機レビュー|Ryzen 7 7700 × RTX 5070搭載モデルのコスパを検証

NEXTGEAR JG-A7G70の実機レビュー記事のアイキャッチ画像
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この記事をおすすめしたい人
  • リニューアルされたNEXTGEARが気になる
  • 見た目にもこだわりたいけれど、価格も抑えたい
  • LEDライティングを楽しみつつ、シンプルに使いたい

2025年9月11日にリニューアルされ、新デザインとなったNEXTGEAR。
今回マウスコンピューター様から、「NEXTGEAR JG-A7G70」をお借りすることができたので、実機レビューを行います。

この記事では、リニューアル版NEXTGEARのミニタワー筐体を実際に触りながら撮影した写真をベースに、デザイン・サイズ感・使い勝手などを、ゲーミングPCデビューの方にもわかりやすく解説していきます。

とくに、「せっかくなら見た目にもこだわって選びたい」という方に参考になる内容です。

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NEXTGEAR買ったらゲーミングデバイス付いてくるキャンペーン

期間中、対象のNEXTGEAR製品を購入すると、ゲーミングモニターまたはゲーミングマウスがもらえるキャンペーンを開催中。開催期間は 2025年1月14日(水)11:00まで です。

ゲーミングモニターは、G-MASTER G2445HSU-B2
23.8インチのIPSパネルを採用し、リフレッシュレートは100Hz。FPSなど高リフレッシュレートを求めるタイトルにはやや物足りないものの、サブモニターとしては優秀です。

ゲーミングマウスは、LogicoolのPRO X SUPERLIGHT
FPSゲーマーなら誰もが知る定番ゲーミングマウスです。現在は後継機が登場していますが、無料で手に入るなら非常にお得。FPSを試してみたい方にもおすすめのモデルです。

目次 (クリックでジャンプ!)

NEXTGEAR JG-A7G70のスペック解説

NEXTGEAR JG-A7G70のスペックについて解説するセクションの見出し画像

「NEXTGEAR JG-A7G70」は、NEXTGEARの中でも「GeForce RTX 5070」を搭載したミニタワー型の人気モデルです。

今回お借りしたのは、「Ryzen 7 7700」搭載モデル(型番:JGA7G70B6BDDW101DEC)。
標準構成でも十分バランスの取れた構成で、デザインと性能を両立した万能マシンという印象です。

詳細なスペックはこちら。

製品名NEXTGEAR JG-A7G70
OSWindows 11 home 64ビット
CPUAMD Ryzen 7 7700
CPUクーラー水冷CPUクーラー (240mmラジエーター)
グラフィックGeForce RTX 5070 / 12GB
メモリ16GB (8GB × 2)
ストレージ1TB NVMe SSD
チップセットAMD A620A チップセット
電源750W (80PLUS BRONZE)
サイズ[本体]約220×405×390
[突起物含む]約220×418×410
保証3年間センドバック修理保証
参考価格219,800円 (税込) ~
JGA7G70B6BDDW101DECのスペック

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新筐体はホワイトとブラックの2色展開、どちらもLED搭載モデル

リニューアルされたNEXTGEARが2カラーあることを示す画像

リニューアル後のNEXTGEAR新筐体は、ホワイトとブラックの2色展開を継続しています。
旧モデルではLED非搭載の構成もありましたが、現在はどちらのカラーもLEDライティングを標準搭載

そのため、カラーによる価格差はなく、好みに合わせて同価格で選択可能です。

GPUは現行ミドルクラスのGeForce RTX 5070を搭載

NEXTGEAR JG-A7G70には、NVIDIA GeForce RTX 5070を採用。現行RTX 50シリーズの中ではミドルクラスに位置するGPUで、WQHD解像度でも多くのタイトルで快適なフレームレートを維持できます。

さらにDLSS 4やレイトレーシングといった技術で、高解像度 & 高リフレッシュレートで楽しめる性能です。

CPUは5つのグレードを選択可能。Ryzen 7 7700と7800X3Dが狙い目

NEXTGEAR JG-A7G70では、5種類のCPU(すべてRyzen 7シリーズ)が用意されています。最安の「Ryzen 7 5700X」から、最新の「Ryzen 7 9800X3D」まで、価格差は約10万円で、CPUは悩みやすい項目です。

おすすめは、今回お借りしたRyzen 7 7700搭載モデル、もしくはRyzen 7 7800X3D搭載モデル。
7700は扱いやすく、価格と性能のバランスに優れた万能CPU。7800X3Dは消費電力を抑えながらゲーミング性能がトップクラスで、コスパに優れています。

CPU5700X77009700X7800X3D9800X3D
コア数88888
スレッド数1616161616
標準動作周波数3.40GHz3.80GHz3.80GHz4.20GHz4.70GHz
最大動作周波数4.60GHz5.30GHz5..50GHz5.00GHz5.20GHz
L3キャッシュ32MB32MB32MB96MB96MB
TDP65W65W65W120W120W
発売時期2022年4月2023年1月2024年8月2023年4月2024年11月
搭載モデル価格199,800円219,800円264,800円239,800円294,800円
NEXTGEAR JG-A7G70採用CPUスペック一覧
ジン

コスパ重視ならRyzen 7 7700か7800X3D!

冷却には240mmの水冷CPUクーラーを採用

NEXTGEAR JG-A7G70は、240mmサイズの水冷CPUクーラーを標準搭載。一般的な空冷クーラーよりも冷却性能が高く、長時間の高負荷作業でも安定したパフォーマンスを維持できます。

NEXTGEARシリーズの中には空冷モデルも存在しますが、JG-A7G70では水冷クーラーのみ選択可能。
冷却性能と静音性の両立が図られており、ゲームや動画編集などの高負荷環境でも安心して使用できます。

水冷CPUクーラーのメリット
  • 空冷よりも優れた冷却性能
  • ファンの回転数が少なく静音性が高い
  • 見た目がスタイリッシュ

16GBメモリを標準搭載。最大64GBまで拡張可能

NEXTGEAR JG-A7G70のメモリ構成選択画面。標準16GBから最大64GBまで選べるカスタマイズ項目のスクリーンショット

NEXTGEAR JG-A7G70は、16GBメモリ(8GB×2)を標準搭載しています。
必要に応じて32GBや64GBメモリへのアップグレードにも対応しており、用途に合わせて柔軟に構成を変更できます。

近年のPCゲームでは、要求メモリが16GBを超えるタイトルも増加傾向。
ゲーム配信や動画編集、複数のアプリを同時に起動する場合は、32GB構成を選択するのがおすすめです。
メモリ容量に余裕があることで、バックグラウンド処理が安定し、快適なプレイ環境を維持できます。

ストレージには容量1TBのNVMe SSDを採用

NEXTGEAR JG-A7G70のストレージには、1TBのNVMe SSDを標準搭載。
SSDは読み書き速度に優れており、OSやゲームの起動、データ転送も非常に高速です。

一般的なゲーマーであれば、1TBでも十分な容量。
多くのタイトルを同時にインストールしない限り、ゲームや日常データの保存には余裕があります。

カスタマイズでは最大4TBまで拡張可能ですが、1TBから2TBに変更するだけでも約2.5万円の追加費用が発生します。
コスパ重視なら標準の1TB構成のままで、外付けで4大容量HDDを増設するのがおすすめ。録画したクリップや画像など、大容量ファイルの保管にも対応でき、コストを大幅に抑えられます。

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マザーボードにはB550 / A620Aを採用

NEXTGEAR JG-A7G70のマザーボードには、B550またはA620Aチップセットが採用されています。上位のB650シリーズと比べると、拡張性やUSBポートの数がやや控えめな構成です。

背面ポートが少ない点は、外付けUSBハブなどを追加すれば簡単に補えます。必要な機能をコンパクトにまとめた、コストパフォーマンス重視の設計です。

マザーボードとは?

PCの各コンポーネント(CPU・メモリ・GPU・ストレージなど)を制御する中心基板です。
チップセットの性能によって、PCIeスロット数やUSBポートの数、対応するメモリ規格などの仕様が決まります。

電源ユニットは750Wの80PLUS BRONZE認証を標準搭載

NEXTGEAR JG-A7G70の電源構成選択画面。750Wから最大850Wまで選べるカスタマイズ項目のスクリーンショット

NEXTGEAR JG-A7G70では、750Wの80PLUS BRONZE認証電源ユニットを標準搭載しています。
この構成(Ryzen 7 7700 × RTX 5070)であれば、750Wでも十分な余裕があり、安定した電力供給が可能です。

カスタマイズでは、「750W(80PLUS GOLD)」や「850W(80PLUS GOLD)」へのアップグレードにも対応。

3年間のセンドバック修理保証(無償)を標準付属

マウスコンピューターのゲーミングPCには、3年間のセンドバック修理保証が標準で付属しています。PCに不調が生じた際は、製品をメーカーへ送付することで無償修理を受けられる仕組みです。

他社メーカーでは有料オプションとして提供されるケースが多く、掛け金は本体価格の約10%前後、1万円以上の追加費用が発生することもあります。
これを標準で備えている点は、マウスコンピューター製品の大きな安心要素といえます。

リニューアルされたNEXTGEARのデザインと操作性

リニューアルされたNEXTGEARのデザインと操作性を解説するセクションの見出し画像

今回のリニューアルで、NEXTGEARはより洗練されたデザインと使いやすさを手に入れました。
外観だけでなく、インターフェースの配置やLEDライティングなど、細部の設計にもこだわりが感じられます。

本章では、実機写真を交えながらデザイン面と操作性の両方を詳しく見ていきます。

大きなクロスデザインとマットブラックが映える新筐体

NEXTGEAR JG-A7G70の新筐体デザインを説明する画像。大きなクロスデザインとマットブラックのフロントパネル、メッシュ素材によるエアフロー性能を紹介したレイアウト

NEXTGEARといえば、正面にあしらわれた大胆なクロスデザインが特徴的です。
リニューアル後の新ケースでもこのデザインは引き継がれており、中央のクロス部分にはメッシュ素材を採用。デザイン性とエアフロー性能の両立を実現しています。

本体カラーは上品なマットブラック。
対角線上に入ったスパークマゼンタのアクセントが印象的で、落ち着いた中にも個性を感じさせます。

左サイドにはガラスパネルを標準装備。
PC内部のパーツのを一望できるうえ、RGBファンのライティングを存分に楽しめます。

コンパクトなミニタワーで設置場所を選ばない

NEXTGEAR JG-A7G70の筐体サイズを示す説明画像。幅220mm・奥行418mm・高さ410mmのコンパクトなミニタワーで、デスク上やデスク下にも設置しやすい点を解説

NEXTGEARの本体サイズは約220×405×390 (突起物含む)のミニタワーサイズ。ゲーミングPCの中では小さい部類で、卓上にも設置できるほどのサイズ感です。

ワンタッチで切り替えできる多彩なLEDライティング

NEXTGEARのLEDカラー10パターン

リニューアルされたNEXTGEARは、全モデルでLEDライティングを標準搭載。
点灯パターンは「Rainbow」「7colors Scroll」「7colors gradient」「Red」「Yellow」「Green」「Aqua」「Blue」「White」「Purple」の全10種類を切り替えることができます。

切り替え操作は、ケース上部のLEDボタンを押すだけ。
複雑な設定ソフトは不要で、気分やシーンに合わせてすぐに光の演出を楽しめます。

床下設置で操作しやすい天面のインターフェース配置

NEXTGEAR JG-A7G70の天面インターフェース配置を説明する画像。USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A、ヘッドホン端子、電源ボタン、LED制御ボタンなどの位置を示し、床下設置でも操作しやすい設計であることを解説
NEXTGEAR JG-AG70の天面インターフェース

NEXTGEARの電源スイッチやUSB端子などのインターフェースは、本体を床に置いたときに操作しやすいように、ケース天面フロント側に配置されています。

「電源ボタン」「LED制御ボタン」「USBポート(Type-A×2、Type-C×1)」など、よく使う端子をひとまとめに配置。
日常的な使い勝手にも配慮されたデザインです。

天面のインターフェース
  • USB Type C端子 (USB 3.2 Gen 1)
  • 4極ヘッドセット端子
  • USB Type A端子1 (USB 3.2 Gen 1)
  • USB Type A端子2 (USB 3.2 Gen 1)
  • Power LED
  • LED制御ボタン
  • 電源ボタン

背面インターフェースは最小限構成

NEXTGEAR JG-A7G70の背面インターフェース配置を説明する画像。USB 2.0、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A、LAN端子、マイク・ライン入力・ライン出力、そしてモニター接続用のHDMI/DisplayPortの位置を示した図
NEXTGEAR JG-AG70の背面インターフェース

NEXTGEAR JG-A7G70の背面インターフェースは、必要最低限の構成となっています。
USB Type-A端子は5基、Type-C端子が1基と、一般的なミドルクラスのマザーボードに比べてやや少なめです。
ヘッドセット端子やLANポートなど基本装備は揃っているものの、周辺機器を多く接続するユーザーには少し物足りないかもしれません。

周辺機器を複数使う場合は、セルフパワータイプのUSBハブを併用するのがおすすめ。
たとえば、外付けSSDやマイク、Webカメラなどを同時に接続しても安定して動作します。
USBポートを前面・背面合わせて拡張しておくと、長期的にも快適に使えます。

メッシュクロスと240mm水冷クーラーで高い冷却性能を実現

リニューアルされたNEXTGEARは、前面メッシュパネル構造を採用。
フロントからリアへと空気がまっすぐ流れる直線的なエアフロー設計が特徴です。

ケースファンは、フロントに3基、トップに2基、リアに1基の合計6基を搭載。
さらに、240mm水冷ラジエーターを標準装備しており、長時間のゲームプレイやベンチマーク実行時でも安定した温度を維持します。

冷却性能を高めつつも動作音は静かで、静音性とのバランスにも優れています。外観デザインだけでなく、内部構造まで“冷却効率”を追求した仕上がりです。

天面と底面に着脱可能なほこり取りフィルターを装備

NEXTGEAR JG-A7G70の天面にある着脱式のホコリ取りフィルターを外している様子。フィルターは丸洗い可能で清掃しやすい構造。

ケース天面と底面にほこり取りフィルターを装備。ケース内への誇りの侵入を最小限にしてくれます。

また、取り外して水洗いが可能。とくにトップ側のフィルターはマグネット脱着式で、簡単に取り外すことができます。

ガラスサイドパネルの着脱が簡単でメンテナンスが簡単

NEXTGEAR JG-A7G70のガラスサイドパネルを取り外している様子。簡単に開閉でき、内部のメンテナンスがしやすい構造を示した写真。

左のガラスパネルは、背面のねじを緩めてパネルを横にずらすだけで簡単に取り外しが可能。内部へのアクセスが簡単で、掃除がしやすい設計です。

NEXTGEARの気になった点と注意点

NEXTGEARの気になった点と注意点を解説するセクションの見出し画像

NEXTGEARを購入する前に、注意しておきたいポイントや、知っておくと安心できる点を紹介します。
とくに価格面では、他社BTOメーカーとの比較も大切になる部分なので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

LED非搭載モデルの選択肢がなくなった

旧モデルでは、LEDライティングを省いた非搭載モデルが用意されており、価格もおよそ1万円ほど安く購入することができました。

しかしリニューアル版では、すべてのモデルにLEDライティングが標準搭載されており、LEDを使用しない場合でもLED搭載モデルを選ぶ必要があります。

なお、LEDを消灯したい場合は、筐体上部のLEDボタンを長押しすることでオフに切り替え可能です。

背面のUSBポートは必要最低限の構成

背面のUSBポートは、USB 3.2 Type-Aが3基、Type-Cが1基、USB 2.0 Type-Aが2基の計6基構成。
複数の周辺機器を常時接続する場合は、少し足りなく感じるかもしれません。

また、NEXTGEARはマザーボードのカスタマイズに対応していないため、USBポートを増設したい場合は外付けのUSBハブを活用しましょう。

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標準構成は16GBメモリで、今の基準では最低限の容量

NEXTGEAR JG-A7G70の標準構成では、16GBメモリを搭載。
最近は多くのタイトルでメモリ使用量が増えており、32GBメモリが主流になりつつあります。

他のBTOメーカーでは、32GBを標準構成とするモデルが多くを占めています。
NEXTGEARの場合、カスタマイズで32GBへ変更する際は¥14,300円(2025年11月時点)が必要になるため、購入時にはこの差を踏まえた比較をしておくのがおすすめです。

SSDのアップグレード費用はやや高め

NEXTGEARの標準構成では、1TB NVMe SSDを搭載。
ゲーム用途であれば十分な容量ですが、複数タイトルをインストールしたり動画編集も行う場合は、2TB SSDへアップグレードしておくとより安心です。

ただし、1TBから2TBへの変更にはおよそ25,000円程度の追加費用がかかります。
他のBTOメーカーでは1万〜1.5万円前後が相場のため、NEXTGEARのSSDアップグレード費用はやや高めの設定といえます。

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(参考)各種ベンチマークを計測

いくつかの定番ベンチマークソフトを実行し、おおよその性能を確認してみました。今回お借りしたモデルがNEXTGEARシリーズの中でどのあたりのポジションにあるかの参考にしてください。

実際の使用感としては、フルHDでのプレイが最も快適。
WQHDでも十分スムーズに動作し、4Kでは軽めのタイトルなら60fps前後で快適に遊べる印象でした。

【GPU性能】3DMark Time Spy

3DMark Time Spy のGPUスコア比較グラフ。RTX 5070(今回のレビュー機)は22769で、RX 9070 XTが29963、RTX 5070 Tiが27785、RX 9070が27020、RX 9060 XTが16514、RTX 5060 Tiが16033、RTX 5060が13699、RTX 3050が6233。
NEXTGEAR各モデルのGPU性能比較

グラフィック性能の参考値は、定番ベンチマークソフト「3DMark」のTime Spyでチェック。NEXTGEAR JG-AG70 (GeForce RTX 5070)のグラフィックスコアは「22769」でした。

NEXTGEARで選べる他のGPUと比較すると、ちょうどミドルクラスの位置にあたります。
WQHD解像度でも快適にプレイできる性能で、コストパフォーマンスの高い構成になります。

【CPU性能】Cinebench R23

Cinebench R23 によるCPU性能比較グラフ。Ryzen 7 7700(今回のレビュー機)はシングル1873、マルチ18134で、Ryzen 7 9800X3Dは23349、Ryzen 7 9700Xは19539、Ryzen 7 7800X3Dは17762、Ryzen 7 5700Xは14028、Ryzen 5 7500Fは13809、Ryzen 5 4500は9298。
NEXTGEAR各モデルのCPUレンダリング性能比較

CPU性能は、レンダリング性能を測定する定番ベンチマークソフト「Cinebench R23」でチェック。
全コアの処理能力を示すマルチスレッド性能と、CPU 1コアあたりの処理速度を示すシングルコア性能をスコアで確認できます。

シングルコア性能は主にゲームの快適さや動作の軽さに関係し、マルチスレッド性能は動画エンコードやレンダリング速度などの重い処理に影響します。

今回のレビュー機に搭載されているRyzen 7 7700は、
マルチスレッド性能が18,134、シングルコア性能が1,873という結果でした。スコア的には、Ryzen 7 7800X3Dに近い性能ですが、X3Dシリーズは、実際のゲームシーンではより高いパフォーマンスを発揮するため、あくまで参考としてみておくがおすすめです。

【ストレージ性能】CrystalDiskMark

CrystalDiskMarkによるストレージ性能テスト結果。レビュー機のREADはSEQ1M Q8T1が6040.91MB/s、SEQ1M Q1T1が3061.38MB/s、RND4K Q32T1が498.20MB/s、RND4K Q1T1が62.04MB/s。WRITEはSEQ1M Q8T1が5488.21MB/s、SEQ1M Q1T1が4454.46MB/s、RND4K Q32T1が767.96MB/s、RND4K Q1T1が156.31MB/s。
レビュー機のCrystalDiskMarkのスコア

ストレージ性能は「CrystalDiskMark」で計測しました。
結果は、読み込み速度が約6,000MB/s、書き込み速度が約5,400MB/sと非常に高速です。

また、実際の使用環境で体感に直結する「RND4K Q1T1」の結果は、Read 62.04MB/s、Write 156.31MB/sでした。
この数値はNVMe Gen4 SSDの標準的なスコアであり、Windowsの起動やアプリの立ち上げなど、普段の操作でも十分に快適な動作が期待できます。

CrystalDiskMarkスコアの見方

SEQ1M(シーケンシャルリード / ライト):大きなファイルのコピーやデータ移動などの速度を表す

RND4K(ランダムリード / ライト):OSやアプリの起動、Webページの表示などの体感速度に関係する

【ロード時間】ファイナルファンタジー XIV ベンチマーク

実際のゲーム性能を確認するために、
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を実施しました。

結果はスコア 23,378(非常に快適)、平均フレームレートは173fps
フルHD・最高設定でも安定して動作しました。

ロード時間の合計は8.75秒と非常に短く、
NVMe Gen4 SSDらしい速さで、エリア移動もスムーズです。

ファイナルファンタジーXV ベンチマーク

WQHD「高品質」のベンチマークスコア
解像度スコア評価
フルHD18449非常に快適
WQHD15784非常に快適
4K9396とても快適
グラフィック品質「高品質」のベンチマークスコア

重めのタイトルとして知られる「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」を実施しました。

結果は、フルHDで18,449点、WQHDで15,784点と、どちらも「非常に快適」の評価。
4Kでも9,396点(とても快適)を記録しており、高解像度でも安定した動作が期待できます。

WQHD環境のゲーミングPCとして、十分な余裕を感じられるスコアです。

モンスターハンターワイルズ ベンチマーク

最新作「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークを実施しました。
設定はフルHD・高設定・フレーム生成ON。

結果はスコア29,997・平均176fpsで、評価は「非常に快適」。
大規模な戦闘シーンでも動作は安定しており、アクションゲームとして理想的なプレイ環境でした。

ストリートファイターVI ベンチマーク

人気の格闘ゲーム「ストリートファイターVI」の公式ベンチマークを実施しました。
解像度はフルHDですが、結果はスコア100/評価「快適にプレイできます」

平均フレームレートは約60fpsで安定しており、最高設定でも滑らかに動作しました。
CPUやGPUの負荷も軽めで、対戦中のカクつきも心配ありません。

まとめ|リニューアル版NEXTGEARは“デザインとコスパの両立”

【マウスコンピューター】NEXTGEAR JG-A7G70

ショップマウスコンピューター
CPUAMD Ryzen 7 7700
グラボGeForce RTX 5070
メモリ16GB (DDR5-5200)
ストレージ1TB SSD (Gen4)
電源750W (80PLUS BRONZE)
価格約22万円
JGA7G70B6BDDW101DECのスペック

\標準で3年間の修理保証付き!/

リニューアルされたNEXTGEAR JG-A7G70は、デザイン性とコストパフォーマンスを両立したゲーミングPC に仕上がっています。
特徴的なクロスデザインは、リニューアル版でメッシュ素材へと変更され、NEXTGEARのシンボルはそのままに冷却性能がさらに向上しています。

NEXTGEAR JG-A7G70のグラフィックボードは GeForce RTX 5070。
現行のミドルスペックに位置し、WQHD解像度でも快適にゲームを楽しめる性能です。

CPUは「Ryzen 7 7700」または「Ryzen 7 7800X3D」がおすすめ。
「Ryzen 7 9700X」や「Ryzen 7 9800X3D」は他構成との価格差が大きく、JG-A7G70ではコスパ面であまり優位とは言えません。

また、マウスコンピューターならではの3年間センドバック修理保証も健在。
初めてゲーミングPCを購入する方でも、サポート面で安心して選べるのは大きな魅力です。

気になる点としては、パーツアップグレード費用がやや高い点。他BTOメーカーも含めて検討する場合は、検討材料に入れておきたい要素です。

NEXTGEARシリーズはセールやキャンペーン頻度がやや少なめ。その分、メモリやSSDのアップグレードキャンペーンの破壊力はすさまじく、期間中はさらにおすすめできます。

NEXTGEAR JG-A7G70まとめ

<良かった点>

  • Ryzen 7 7800X3D構成が他型式のものよりもお得
  • RTX 5070搭載でWQHD解像度でも快適プレイ
  • 3年間のセンドバック修理保証を標準搭載
  • 新デザインのクロスメッシュがオリジナリティと冷却性を両立
  • 床設置で扱いやすい天面インターフェース
  • LEDライティングは全10パターン、ワンタッチで切替・OFF可能

<気になった点>

  • マザーボードは選択不可。エントリースペックで固定
  • USBポート数は必要最低限(Type-A×5/Type-C×1)
  • LED非搭載モデルがなく、価格をさらに抑えるといったことはできない
  • メモリ・SSDのアップグレード費用がやや高め
  • セール開催頻度が少ない(ただし、開催時は割引率が高い)
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